PI STARTER : 設定

1.はじめに

Pi STARTERはRasbian上で動作していますので、Raspberry piのOSであるDebian系のRasbianを使うことができます。せっかくですから、普段使用しているPCからリモートアクセスとかできると作業効率が一気に上がりそうです。

ここでは、その設定方法を備忘録的に記録しておきます。

2.各種設定

2.1 バックアップ

もしもの時のために、SDカードのイメージを保存しておきます。
Win32DiskImagerを使用してイメージを保存しました。こちらのページが詳しいです。イメージのバックアップをとると、7.40GBでした。
ただ、バックアップをとってから気づいたのですが、このイメージで復旧できるのでしょうか?認証とかどうなっているのでしょう。。。

2.2 新規ユーザの作成

Pi STARTERが入っているOSへのログインユーザ:pi/パスワード:raspberryだと思っていたのですが(いろいろ調べてもそう書いてある)、なぜかログインできなかったので、新規にsudo権を持ったユーザをこちらを参考にして作成しました。

・新規ユーザ作成

$ sudo adduser USER_NAME

コマンド入力後に、パスワードとその確認がありますので、適切に入力します。
続いて、ユーザにsudo権限を付与します。

$ sudo gpasswd -a USER_NAME sudo

2.3 SSH設定

子供がPi STARTERで遊んでいる間にも作業できるように(?)、SSHでリモート接続できるように、こちらを参考に設定します。

・SSHを導入

$ sudo apt-get install ssh

・SSH設定ファイルの設定

/etc/ssh/sshd_configをvi等で開き
$ sudo vi /etc/ssh/sshd_config
PermitRootLoginの行を
PermitRootLogin no
に書き換え。

・サービス起動

$ sudo /etc/init.d/ssh restart

・確認
Windows10のTeratermからssh接続できることを確かめました。

2.4 固定IP設定

SSH接続するのなら、固定IPの方が断然便利です。こちらのページを参考に、下記のファイルを適切に書き換えます。無線LANの場合、interface は wlan0です。

$ sudo vi /etc/dhcpcd.conf

サービスを再起動して、設定が正しかったかどうか確認します。

$ sudo service networking restart

2.5 Samba設定

ゲーム等のデータファイルを保存するディレクトリを直接Windowsマシン等からアクセスできるようにSambaサーバをインストールします。正直、インストール前は、あまり利用しないかと思っていましたが、実際インストールするとすごく便利でした!こちらのTwitterのpostが参考になりました。

・Smbインストール

$ sudo apt-get install samba

・設定ファイル/etc/smb/smb.confの変更(下記は、nanoを使って編集する例)

$ sudo nano /etc/samba/smb.conf 

 ファイル内の最後に下記を追記。その後、保存(Ctrl+O)、終了(Ctrl+X)する。

[workspace]
	comment = SmileBASIC-R workspace
	path = /boot/SMILEBOOM/SMILEBASIC-R/workspace
	guest ok = yes
	writeable = yes
	force user = root
	forse group = root
	force created mode = 0755
	force directory mode = 0755

・Raspberry piを再起動後、Windowsのエクスプローラーから \\raspberrypiにアクセスするとworkspaceを閲覧できるはず。

3.さいごに

今まで、せっかくかったPi STARTERをしまい込んでおり、まったく遊んでいませんでした。というのも、小さいモバイルキーボードでポチポチプログラミングする必要があったためです。しかし、これで、快適に遊べそうです。