【R】sketcherでスケッチ風の絵画
2020年6月3日
1.はじめに
R
でskecher
というパッケージがCRANでリリースされました。これは、写真などのイメージからスケッチ風の画像に変換できるものです。線のスタイル等を自由に調整できるようです。実際に使ってみました。
2.インストール
インストールは簡単です。
install.packages("sketcher")
これだけです。最新版(開発版)をインストールするには、次のようにします。
devtools::install_github("tsuda16k/sketcher")
Windowsの場合、RTool
も必要ですので、別途インストールしておく必要があります。
3.使ってみる
では、使ってみます。ライブラリを宣言します。
library(sketcher)
3.1 イメージ例
パッケージには、ビルドインイメージがあります。それを表示してみます。
plot(face)
3.2 スケッチ効果を確認
上のイメージをスケッチ風にします。
im = face im2 = sketch(im) plot(im2)
少し時間がかかりますが、次のように変換されました。簡単!!!しかもキレイ!
3.3 その他の例
その他、どういう風に変換できるか、いろいろやってみました。
3.3.1 手
”手”です。
まずはふつうに変換。
im = im_load("hand.jpg") im2 = sketch(im) plot(im2)
うーん、ちょっと見にくいですねえ。で、このfunctionはいろいろなパラメータで調整ができますので、次のようにしてみます。
im = im_load("hand.jpg") im2 = sketch(im, style = 2, lineweight = 3, shadow = 0.35) plot(im2)
おお!なんか雰囲気ありますね。
3.3.2 パプリカ
パプリカって英語でPaprikaだと思っていたのですが、英語ネイティブでも国ごとに異なるようですが、日本でいうパプリカはBell Pepperが多いようです。脱線しましたが。。。このパプリカの苗木の写真を使います。
まずは、そのまま、変換してみます。
im = im_load("bellpepper.jpg") im2 = sketch(im) plot(im2)
もうちょっと、なんとかならないですかねえ?
im = im_load("bellpepper.jpg") im2 = sketch(im, shadow = 0.25) plot(im2)
影(shadow)のパラメータを変えるだけで、かなり良くなりました。
4.さいごに
sketcher
というパッケージを使ってみました。これだと、いろいろな画像をスケッチ風に簡単に変換できて有用そうです。絵心がなくてもきれいな絵が描けますね(笑)。