PTL Day1
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8月27日8時 快晴で寒いChamonixの町をスタート。応援がすごい!やはり世界最大の大会。住宅地の坂を登りトレイルへ。緩やかにだらだらと登る坂が続く。最初からほとんど歩く。まだまだ先は長いので。順位的には後半か?右手にChamonixから続く町を見ながらコンタリング気味に4km程度移動。一旦、山を下りてles lines住宅地を抜けて、鉄道と主要道を渡り、反対側の山塊を登る。
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沢沿いに登り、グングン標高が上がる。最高地点の1,800m程度まで登ると(TETE DE PRAPATOR)、次第に眺望が開き、下の町とMont Blancが見える。絶景。山塊をコンタリング気味に北へ進む。途中で他選手がしきりにGPSを確認している。どうやら何かを受信したようだ。全然気づかなかったが、GPSを確認してみるとテストメールだった。他選手から「okを返信すればいいんだよ」と言われる。このレースを通して感じたのは、選手間で競い合うのではなく、協力してゴールしようという姿勢が良く見られた。使い方を忘れており、戸惑いながらもOKをGPSから返信して、さらに進む。村の手前で比較的大きな川にでる。多くの選手が水を汲んでいる。2時間水がないから汲んでおけ、と他選手に教えてもらった。今までは、川の水を飲むことなんて考えられなかったが、このレース(というか、この辺り)では普通のようだ。
3
Le Tourという村を通り、スキー場の中を通り、標高2,800mにある山小屋ALBERT 1ERまで細い尾根を1,400m登る。本格的な登りになるので、ポールを使うことにする。右手に大きな氷河が見えてくる。上にも下にも人が連なっている。樺澤さんが遅れだす。山小屋手前はガレ場になっており、登山道を見つけるのも難しい。やっと山小屋に到着し、スタッフのチェックを受ける。足を乾かすために靴を脱ぎ中敷きを靴から出し乾燥させる。スマホを不注意でザックの上に置いておいたら、落としてしまい画面が破損。眺めが非常に良かった。
登ってきた同じ道を途中まで下山して沢を巻くように別の道に入る。もちろん普通の登山者も多い。PTLは認知されているのか、PTLだと分かると一生懸命応援してくれる人もいる。地形が非常に大きく雄大な自然を感じる。山道をコンタリング気味に進み途中の沼地からオフトレイルに入る。そこから急な坂を登ることになる。この時は「こんな傾斜を登らせるのか!?」と思ったが、後々も同じような厳しい傾斜をたくさん上ることになる。外国人はこんな傾斜でもガシガシ登っていた。
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尾根を越えて今度は草原のような緩やかな沢を下る。一つの山塊でも色々な表情があり大変面白い。コースの一部に変更があり、オフトレイルを使わずにずっと道を下る。当初の予定のオフトレイルを覗いてみたが、とても進めるような場所ではなかった。。。良くこんな場所をコースにしようとしたな。。
沢底の山小屋Trientに到着。ここは自動車でもアクセスできる場所だからか、華々しい山小屋だった。コーラを買う。3.5フラン。何故か長距離を走るとコーラが欲しくなる。それだけエネルギーを使っているからか?スイスフランが余っていたので、1.5フランで絵葉書を買う。ここはスイスなので、ドイツ語で話してみたが、通じなかった。ドイツ語が通じない場所なのか、ドイツ語が下手なのか。。。
休憩後に、沢を右手に見ながら山をコンタリング気味に登っていく。夕暮れになり、夜が始まる時間帯となった。事前の計画より数時間遅くなっていた。樺澤さんが疲れているのか、どんどん遅れだす。山小屋のような場所で少し寝ることにした。
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どんどん標高を上げて、途中からオフトレイルに入り、標高2,800mの山頂を目指す。傾斜がきつくなり樺澤さんの遅れが目立つ。多くのチームに抜かれる。やっとのことで山頂付近に到達したときにはすでに22時ぐらいで周囲は真っ暗。こんな場所に大会スタッフがおり、道案内をしてくれた。ここで徹夜するのか、たいへんだな。。。
下りに入り、雪が残っている岩石地帯を慎重に進む。周囲にはまだまだ多くのチームがいた。かなり抜かれたと思ったけど、それなりの順位にいたのだろうか?夜も深くなり周囲が見えなくなったのでGPSを活用。下り傾斜がきつくなり草地では滑る。チェーンスパイクを使えばよかったが、思いつかなかった。オフトレイルからトレイルに復帰する箇所で道が不明瞭で人の踏み跡とGPSを頼りになんとかトレイルに復帰。紙地図とはかなりイメージが違っており、GPSがないと進めない。この下りでも多くのチームに抜かれた。
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歩きやすい道になる。簡単な道をChampexに向かうが、分岐を間違え何度か違う道を進んでしまう。樺澤さんのペースが上がらず、ゆっくりと歩きながらChampexに到着。
Champexは、UTMBなど他のレースでも使用されるようで、非常に大きかった。PTL参加者はUTMBに比べて少ないので、スペースは余裕があったが、UTMBでは混雑していて大変だったらしい。ここには、たまたま日本人スタッフがいて、色々と助かった。チケットで購入した夕食としてスープ、パスタ(ボロネーゼ)コーラ等を食べる。簡易テントに用意された宿泊場所ですぐに寝る。ここで一日目が終わる。2時間ほどでスタッフに起こしてもらい、朝食(昨晩と同じメニュー)を再度チケットで買い、急いで出発の準備。この時点で、樺澤さんを切り離して、若岡さんと2人で継続することにする。28日7時の制限時間ギリギリに出発。
天気は良好。ハイキング日和。簡易なトレイルを進む。このころからタイ人のチーム(日本語が話せる男性一人と女性、男性のチーム)やフランス人2人組など同じような顔ぶれと前後しながら進むことになる。