【R】AOI

1. はじめに

AOIは、再現性良く、プログラミングで分析やマッピングのための境界を得るためのパッケージです。パッケージ名は、{Area of Interest}からきているんだろうなあ。

2. インストール

Githubからインストールできます。

remotes::install_github("mikejohnson51/AOI")

3. つかってみる

作者の言うように、5つのユースケースがあります。US外だとうまく動作しないことも。

3.1 地名-緯度経度変換

geocode('UCLA', pt = TRUE) %>% aoi_map(returnMap = TRUE)

イベント名で検索もできます。

geocode(event = 'Yalta Conference', pt = T) %>% aoi_map(returnMap = TRUE)

逆に、緯度経度から地名を検索

geocode_rev(c(35, 138))
> geocode_rev(c(35, 138))
   place_id osm_type   osm_id                             display_name       road
1 104595873      way 54936844 林道樽山線, 天竜区, 浜松市, 静岡県, 日本 林道樽山線
  suburb   city province country country_code
1 天竜区 浜松市   静岡県    日本           jp
                                             bb
1 137.9970425,138.0102336,34.9980433,35.0161892

3.2 world (rnaturalearth) とUSA (USAboundaries) の境界のクエリ

aoi_get(state = "TX") %>% aoi_map(returnMap = T)

より詳しくcountyの境界も得られます。僕の環境では、USAboundariesパッケージのインストールが必要でした。

devtools::install_github("ropensci/USAboundaries")
devtools::install_github("ropensci/USAboundariesData")

カリフォルニア州ロサンゼルスの境界を取得してみます。

aoi_get(state = "CA", county = "Los Angeles") %>% aoi_map(returnMap = T)

世界の国々の境界線も取得できます。

aoi_get(country = "Germany") %>% aoi_map(returnMap = T)

3.3 自由に境界線を作ることもできます。

# 2500 square mile region around 35,138
aoi_get(list(35, 138, 50, 50)) %>% aoi_map(returnMap = T)

3.4 他のパッケージとの連携も

  • ggmap
  • nhdplusTools
  • elevatr
  • terrainr
  • climateR
  • dataRetrivial
  • soilDB
  • nwmTools
  • osmdata
  • FedData
  • hereR

4. さいごに

地図っておもしろい!

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